語学力などが求められるトラベルクリニック

トラベルクリニックには海外に渡航する日本人だけではなく、外国からの観光客も訪れる。
ただ、トラベルクリニックで勤務する看護師の中には、英語などの語学が不得手な人もいる。
外国人の患者に対して、苦手意識を抱いてしまう看護師も多い。
スムーズな会話ができなければ業務に支障が出る可能性があるので、苦手意識を抱いている看護師は注意が必要だ。
会話の問題を克服したいなら、語学の勉強をするべきだろう。

まずは、待合室や診察室でよく使う会話をリストアップすることが大事だ。
英文を何度も復唱して暗記しておけば、外国人の患者との会話に自信が持てるようになる。
さらに日本語と英語の単語帳を作成して携帯すれば、すぐに対応できる。
熱や腹痛など、医療現場で頻繁に使う単語を調べておくと良いだろう。

また、トラベルクリニックではワクチンの予防接種を行っている。
渡航先で感染症にかかるのを防ぐためだ。
ワクチンは種類が多く、国によって摂取すべきワクチンの種類も異なるため注意が必要だ。
中には、予防接種を済ませた証明書がなければ入国できない国もある。
しかし、日本では発症しない感染症が多いので、戸惑う看護師もいる。
外国の感染症やワクチンに関する知識が少なければ、トラベルクリニックで働くことに不安を抱いてしまいかねない。
問題を克服するコツは、感染症やワクチンについて勉強することだ。
アジア諸国やアフリカなど、地域ごとに分けて覚える方法は効率的だ。
感染症の特徴を詳しく知り、該当するワクチンの種類を暗記すると良いだろう。